ガンダムジオラマフロント 攻略 Wiki

その前身は武者の世界天宮（アーク）において、頑駄無（ガンダム）軍団の一人として活躍していた武者頑駄無真悪参（マークスリー）。
真悪参は武者頑駄無達の仲間であったが、他の仲間同士が親の代からの知り合いである中、
ただ一人特別な出自を持たず、ひたすらに「強き武者でありたい」という願いと腕前だけで軍団入りしていた。
それ故に頑駄無軍団では一、二を争うほどの腕前であったが、その刀に明らかな殺気が宿っており、
同時に素行の悪さと凶暴性、そして自らの力を過信して協調性がないことから常々危険視されていた存在。
そして敬遠された結果、武者八人衆の長として武者頑駄無が選ばれたことに納得がいかず、秘宝である銀の楯（しろがねのたて）を奪い逃走。
この際、闇軍団と遭遇して勧誘を受けるが、それを断って楯に収められていた「銀狼剣」を抜こうとした途端、落雷にあって行方不明となった。
行方が知れぬまま、その経緯から将頑駄無によりついに破門され、武者八人衆は武者七人衆として編成されることとなる。
　
一方、落雷にあった真悪参はラクロア国がある世界「スダ・ドアカワールド」に転移してしまっていた。
この落雷自体がある事情で操手を失い、神としての存在を保てなくなったスダ・ドアカ十二神の一柱・黄金神スペリオルカイザーが、
自らの新たな操手として力量は優れていた真悪参を召喚するためのものだったのである。
しかし、黄金神が操手を失った原因である覇界神バロックガンが、封印された状態のまま横槍を入れた結果、真悪参が2人に分裂してしまう。
その悪の片割れと野性化していたドラゴン(かつての黄金神の肉体)が融合したのが魔王サタンガンダムであり、
そして善の片割れが黄金神の魂と融合した姿こそが騎士ガンダムである。
このため騎士ガンダムには真悪参時代の凶暴性はなく、黄金神譲りの平和を愛し常に誰とでも親しく接する、善の塊のような存在となった。
以上の経緯から、騎士ガンダムのモチーフはファーストガンダムではなく「ガンダムMk-III」である（兜を外した額当てには「III」の文字が刻まれている）。
　
ムーア界においてジークジオンとの対峙時、バーサル騎士ガンダムとネオブラックドラゴン(サタンガンダムの復活・強化態）が再び一つとなった時、
ついに黄金神の片鱗であるスペリオルドラゴンとして新生。
以降は数多の戦いを通じてさまざまな騎士達に力を貸しながら、自身も力を取り戻してゆき、 最終的には黄金神スペリオルカイザーZとして完全復活を果たした。
　
なお、スペリオルドラゴンとなってからは長らく騎士ガンダムとしての姿は見せなかったが、
後に真悪参の遠い子孫・武者鋭駆主を諌めるべく天宮に降り立った際、真悪参を名乗りつつあえて騎士ガンダムの姿で対峙している。