ガンダムジオラマフロント 攻略 Wiki

シーマ艦隊が海賊行為をしていたのは、その過去に原因がある。
一年戦争当時、シーマはアサクラ大佐の代理司令官として、キシリア・ザビ配下のジオン公国軍海兵隊を率いていたが、
上層部からの指令でG3を用いた毒ガス攻撃など汚れ仕事を回され、立場上それに従事せざるを得なかった。*1
さらに保身を図ったアサクラ大佐により、その責任を全て押しつけられたことから、終戦後にB級戦争犯罪者として扱われてしまう。
このためアクシズへの亡命を拒否されており、故郷に帰ろうにもシーマを含む海兵隊の故郷マハル・コロニーはソーラ・レイに改造されて消滅していた。
やむを得ず母艦リリー・マルレーンを新たな家とし、安住の地を求めて宇宙をさ迷う中で食いつなぐための手段が、宇宙海賊としての略奪行為だったのである。
このような経緯のため、シーマ艦隊の構成員は固い結束で結ばれている。
　
デラーズ・フリートに参加したのも、ジオンへの忠誠心ではなく安住の地を得るための策であった。
このため、星の屑作戦の裏で策謀を巡らせ、地球への永住権獲得と引き換えに地球連邦軍タカ派と取引を行う。
その交渉カードとなるデラーズを人質に、星の屑作戦最終局面でついに裏切るも、デラーズの殉教的行為により身柄確保に失敗。
さらにコウ・ウラキの駆るガンダム試作3号機の砲撃により、リリー・マルレーンを轟沈させられてしまう。
最後の拠り所を失ったシーマは試作3号機に挑むも、メガビーム砲の砲身で搭乗機ガーベラ・テトラを串刺にされ、
そのまま零距離射撃で消滅する凄惨な最期を遂げた。