VC:真柴 摩利 ならずものの集まりと言われる「シーマ艦隊」を率いる元・ジオン公国軍の将校。 一年戦争当時はキシリア・ザビ配下・ジオン公国軍海兵隊を率いていたが、上層部からの指令でG3を用いた毒ガス攻撃など汚れ仕事に従事せざるを得ず、 さらに保身を図ったアサクラ大佐によりその責任を全て押しつけられたことから、終戦後にB級戦争犯罪者として扱われてしまう。 これによりアクシズへの亡命を拒否されており、シーマを含む海兵隊の故郷マハル・コロニーもソーラ・レイに改造されて消滅していた。 やむを得ず母艦リリー・マルレーンを家とし、宇宙海賊となって略奪行為で食いつなぎながら、安住の地を求めて宇宙をさ迷っていた。 このような経緯のため、シーマ艦隊の構成員は固い結束で結ばれている。 後にデラーズ・フリートに参加。ジオンへの忠誠心ではなく、安住の地を得るためエギーユ・デラーズからの招聘に乗った形である。 このため、同組織のアナベル・ガトーに蛇蝎のごとく嫌われるもシーマは意に介していなかった。 星の屑作戦の裏で策謀を巡らせ、地球への永住権獲得と引き換えに地球連邦軍タカ派と取引し、デラーズを人質に裏切るも身柄確保に失敗。 さらにコウ・ウラキの駆るガンダム試作3号機の砲撃により、リリー・マルレーンを轟沈させられてしまう。 最後の拠り所を失ったシーマは試作3号機に挑むも、メガビーム砲の砲身で搭乗機ガーベラ・テトラを串刺にされ、そのまま零距離射撃で消滅する凄惨な最期を遂げた。
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